経費とは『税金を減らす魔法』ではない
結論から言います。
経費とは「お金を使った事実」ではなく、「事業のためにかかったコスト」です。
起業前後の社長さんの一番多い勘違いが、
「経費にすれば節税になるんでしょ?」という考え方。
半分正解で、半分間違いです。
まずは、経費の本当の意味から整理しましょう。
ポイント①|そもそも経費とは何か?
経費とは、売上を生むために必要だった支出のことです。
つまり判断基準はこれだけ。
「この支出がなければ、事業は成り立たなかったか?」
YESなら経費
NOなら経費ではない
ここを感覚ではなく、ルールで考えることが重要です。
ポイント②|経費にすると何が良いのか?
経費にできると、利益が減り、結果として税金が減る
これが最大のメリットです。
ただし注意点があります。
利益を正しく減らすための仕組みであって、何でも経費にしていい制度ではありません。
経費を理解していないと、
・税金が想定より多い
・数字が合わない
・資金繰りが見えない
という不安だらけの社長になります。
ポイント③|借入金返済は経費にならない
ここで多くの社長がつまずきます。
借入金の元本返済は経費になりません。
なぜなら、借入時に入ってきたお金は「売上」ではなく「借金」。
その借金を返しているだけだからです。
「お金は出ているのに経費にならない」
その代表例が、借入金の元本返済です。
ポイント④|でも利息は経費になる
一方で、借入金の利息部分は経費になります。
利息は、お金を借りるために支払うサービス料。
事業を続けるためのコストなので、正真正銘の経費です。
返済額を
• 元本
• 利息
この2つに分けて考えること。
これが数字に強い社長への第一歩です。
まとめ|迷ったら「経費の判断」は任せていい
経費の判断を間違えると、税金も資金繰りも、すべてズレます。
「これは経費になる?」と迷った時点で、それは税理士に頼るタイミングです。
最後に
天野大税理士事務所では、起業初期の支出整理から、借入金の考え方、
社長が数字に振り回されない体制づくりまでサポートしています。
一人で悩まず、正しいスタートを。
それが、長く続く経営につながります。

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