返済期間は「最長」ではなく「耐えられる年数」で決める
創業融資の相談で、よく聞く不安があります。
「返済期間、何年にするのが正解なんでしょうか?」
結論から言うと、返済期間の正解は一つではありません。
大切なのは、毎月の返済額がキャッシュフローを圧迫しないこと。
ここを間違えると、黒字なのに資金が回らない…という事態に陥ります。
ポイント①|返済期間は「月いくら返せるか」から逆算する
多くの社長さんが
「7年?10年?長い方が安心ですよね?」
と考えますが、実は順番が逆です。
まず考えるべきは
「毎月、無理なく返せる金額はいくらか」。
・売上が少ない月でも払える
・生活費を削らなくていい
・追加借入に頼らなくていい
この金額から返済期間を逆算する。
これが、税理士が必ずやる考え方です。
ポイント②|設備資金と運転資金は返済年数を分ける
融資の中身を一括で考えていませんか?
実はここ、かなり重要です。
・設備資金 → 長め(7〜10年)
・運転資金 → 短め(3〜5年)
理由はシンプル。
設備は長く使いますが、運転資金は『回すためのお金』。
同じ返済期間にすると、資金繰りが一気に苦しくなります。
ポイント③|「返せる」より「残る」を基準に考える
審査に通るかどうかよりも大事なのは
「返済後にいくら残るか」。
・返済後の現金は3〜6か月分あるか
・税金・社会保険を払っても余裕があるか
・次の一手(広告・採用)に使えるか
ここを見ずに決めると、
「融資は通ったけど、身動きが取れない社長」になります。
まとめ|返済期間は「戦略」一人で決めなくていい
創業融資の返済期間は、
短すぎても、長すぎても危険です。
✔ 毎月いくらなら耐えられるか
✔ 資金の使い道に合っているか
✔ 返済後に現金が残るか
この3点を押さえるだけで、
融資は「重荷」から「味方」に変わります。
最後に
天野大税理士事務所では、創業融資の“返済設計”までサポートしています。
私たちは、
「融資を通すこと」だけをゴールにしません。
借りたあと、社長が楽になる設計まで一緒に考えます。
・返済期間のシミュレーション
・資金繰りを壊さない返済額の設定
・金融機関への説明までサポート
「これで本当に大丈夫かな…」
そう感じた今が、相談のタイミングです。
一人で抱えず、ぜひ一度お話ししてみてください。
あなたの事業が、安心して前に進めるように。

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